マイホームの書斎の机に使おうと思っている素材は、ウォールナット集成材なのですが、何を塗装するのが一番いいのか、建築素人にはわからなかったので、とりあえずオスモ&エーデル株式会社に問い合わせてみました。
目次
なぜ机の素材をウォールナット集成材にしたいのか
まず候補に上ったのが、住友林業の立て付け家具である本棚と机 (180cm✕60cm)がセットになっているオプション商品なのですが、それを見積もってもらったところ、11万円ほどという見積もりが出てきました。
それに関して、特に高すぎるということはなかったのですが、机の奥行きが60cmほどのものしかないというところがずっとネックとなっていました。
それだけならまだ選択の余地はあったのですが、あとから自分で壁面の本棚も付けて、机の延長など考えたら、同じ素材が手に入らないというところや、本棚の幅や高さを変更できないというデメリット、奈良県橿原市の展示場へ同じ素材の本棚と机を見に行った際、やはり素材が安っぽい(無垢集成材に比べたら)という感じがしたので、やはり自作が一番だという結論に至りました。
ウォールナットという色は捨てがたいので、無垢板にしたかったのですが、高すぎるので、集成材で決めようと思っています。
木材のサンプルはマルトクさんなどでA4サイズのウォールナット集成材をいただきました。
もちろんそこでの購入を検討しています。
そして本題の、オスモカラーのどの商品を塗ればいいのか?をこれから検討していこうと思います。
オスモカラー検討商品
まず、オスモ&エーデル社に問い合わせたところ、ウォールナット集成材の机に塗るのであれば、#1101 エキストラクリアーを下塗りしてから#3101 ノーマルクリアーを塗るのがおすすめのようです。
つや消しが良ければ#3062 フロアークリアー(ツヤ消し) でも何も問題ないようですが、フロアクリアーは塗ったあとの手触りが若干ザラつきが感じられるようです。
今回、4商品のサンプルをいただきました。
・ #1101 エキストラクリアー
・ #3101 ノーマルクリアー
・ #3062 フロアークリアー(ツヤ消し)
・#3032 フロアークリアー3分つや
今回、4枚のウォールナット集成材が手元にあるので、4種類の塗り方で検討したいと思います。
オスモカラーを塗ってみる
4種類の塗り方のうち、1枚は#3101 ノーマルクリアーを一回塗り。
そして、残りの3枚は #1101 エキストラクリアーを下塗りに、 #3101 ノーマルクリアー 、 #3062 フロアークリアー(ツヤ消し) 、 #3032 フロアークリアー3分つや を重ね塗りしていきます。
1回目塗ったすぐの様子
参考までに、蜜蝋ワックスで塗ったものも載せておきます。
塗ったすぐの印象ですが、フロアクリアーのほうが塗りやすかったです。
当然ですが、ツヤ消しは塗ったすぐでもツヤは控えめでした。
こちらは全てエクストラクリアーを下塗りしています。
オスモカラーのにおいですが、個人的にはジッポオイルとかなり近いにおいがしますが、控えめなにおいなので室内で塗っても全然平気でした。
2回目の塗装
ちょっと画像ではわかりにくいかもですが、、2回めの塗装でかなりツヤが出てきました。
#3101 ノーマルクリアー 、 #3032 フロアークリアー3分つや については、かなりツヤが出ていて、いかにもコーティングしていますという感じになっています。
#3062 フロアークリアー(ツヤ消し)も少しツヤが増したような気がします。
しかし、やはりツヤ消しなので、そこまで気になりません。
#3101 ノーマルクリアー 2回塗り
#3032 フロアークリアー3分つや 2回塗り
#3062 フロアークリアー(ツヤ消し) 2回塗り
#3101 ノーマルクリアー 下塗りなし 1回塗り
#3101 ノーマルクリアーが余ったので、無塗装だった材に下塗り無しで一回だけ塗ってみたところ、これがまたいい感じの色になりました。
そこまでツヤはなく、 #3062 フロアークリアー(ツヤ消し)の2回塗りよりツヤは出ませんでした。当然ですがこれが一番無垢の色味に近い形になっています。
あと、ここで触り心地も少し変化がありました。
#3101 ノーマルクリアーは本当にツルツルな手触りですが、ほんの少しだけプラスチックのようなものでコーティングがされたような手触りになっています(個人差はあると思います)。
#3032 フロアークリアー3分つやは、 #3101 ノーマルクリアーの手触りと似ているのですが、少しだけザラつきが感じられます。
それはオスモ&エーデルの営業の方からも事前に下記のように伺っていた通りのことで、フロアクリアーの特性のようです。
これはフロアークリアーの特性でして、ドイツは土足歩行ですので、靴についた砂でフローリングを傷めないように摩擦に強くする為にそのような処方となっています。
水をこぼしてみたらかなりの差がありました
それぞれの材に水をこぼしてみましたので、どのような感じになったのか画像で見てください。
#3101 ノーマルクリアー 2回塗り
#3032 フロアークリアー3分つや 2回塗り
#3062 フロアークリアー(ツヤ消し) 2回塗り
#3101 ノーマルクリアー 下塗りなし 1回塗り
ここはかなりの違いがありました。
#3101 ノーマルクリアー の下塗りなしの一回塗と #3062 フロアークリアー(ツヤ消し)が、他の2パターンに比べて水弾きがよくありませんでした。
しかも水をこぼしてから少し放置して様子見してみると、少しだけシミになって残ってしまうということに!
#3101 ノーマルクリアーと#3032 フロアークリアー3分つや の2回塗りは驚異的な水弾き!
この画像を見ていただくとわかりやすいかと思いますが、水を吸収していませんので、水を拭いたときにも跡は全く残りませんでした。
#3101 ノーマルクリアーについては #1101 エキストラクリアー を下塗りして一回塗りのときにも水をこぼしてみたのですが、そのときもここまで水はじきは良くなかったですが、十分な水弾きはありました。
耐水性のことを考えると、 #3101 ノーマルクリアーと#3032 フロアークリアー3分つや が圧倒的に有利な結果ですね。
意外だったのは、 #1101 エキストラクリアー を下塗りして#3062 フロアークリアー(ツヤ消し) を2回塗った板の水弾きと、 #3101 ノーマルクリアー 下塗りなしの一回塗りの水弾きがほとんど同じだったことです。
この時点で、 #3062 フロアークリアー(ツヤ消し) は仕事机へ塗装する選択肢から外れました。
結局どれを選ぶのか
#3062 フロアークリアー(ツヤ消し) は選択肢から外したので他を検討してみます。
#3101 ノーマルクリアーと#3032 フロアークリアー3分つや は見た目はほとんど変わりませんが、若干の手触りの違いがあるということと、耐摩耗性では #3032 フロアークリアー3分つや が有利とのこと。
値段は #3101 ノーマルクリアー(0.75リットル缶) が6,204円で #3032 フロアークリアー3分つや (0.75リットル缶) が6,520円と、こちらも若干の違い。
耐水性については #1101 エキストラクリアー を下塗りしたほうがいいという結果になったので、新居の仕事机に選ぶならば、 #1101 エキストラクリアー を下塗りして #3101 ノーマルクリアーを一回だけ塗るのがいいかなと私は感じました。
もちろん人それぞれ好き嫌いはあると思いますので、実際に手にとって、皆さん自身の用途に沿った塗り方を考えるのが一番です。
今回はそれの助けになるかなということで私なりの分析をブログに書いてみましたので良ければ参考にしてください。
この端材は何に使おうかな。。
メルカリで売るという手もあるかも?