釣り用バックパックについて考える

車を停めてから釣座までみなさんはどんな手段で釣具やロッドを運んでいますか?
多くの方はキャリーにクーラーボックスやタックルボックスを積んで運んでいるのではないでしょうか。
アジングやエギングなどで、持っていく荷物が少ない方はバッグ1つで問題ない場合が多いですが、タチウオワインドやライトショアジギングをするときは、釣れたときのことを考えると少し荷物が多くなってしまいます。

長い堤防の先端へ荷物を運ぶのがとても大変だったという経験を積んで長い堤防先端までの道のりを、キャリーを使うのか肩がけしてタックルボックスなどの荷物を運ぶのか迷った末、バックパックにして荷物を減らせばかなり使えるのではないかという結論に至りました。

これなら堤防でも磯やサーフでも使えます。
というか、使えるようにするためには最低条件がいくつかありました。

釣り用としてバックパックを使うための最低条件

防水である

これは絶対条件ですね!磯やサーフでは突発的な高波で濡れてしまうこともありますし、突然雨が降ってきたときは堤防でも防水対応が必要になってきます。
完全防水である必要はないかもしれませんので、使う状況によって皆さんで考えてください。
私は堤防での釣りがメインですし、大雨が降ってきたら流石に退散すると思うので、とりあえず簡易的な防水で様子見することにしました。

サイドポケットとベルトの位置

これがバックパックを選ぶ際に一番選択肢を狭める条件でした。
というのもロッドを両サイドのポケットとベルトで固定して装着できればかなりの数のロッドを持ち運ぶことができると思ったからです。
堤防であればどこかに引っかかるというリスクも少ないですし、両手が空くのでちょっとした荷物を手に持つことも出来ます。

今回購入したバックパックでは、条件には合致していたのですが少しカスタマイズが必要でした。
その部分は別途紹介します。

自立する

これはそれほど重要ではないと思いますが、あると便利なものです。
ロッドをサイドに収納するのはいいですが、そのまま地面にバックパックを横倒ししたときにロッドの先端が地面に触れてしまう恐れがあるからです。

かといって自立するもののほうが絶対にいいというわけではなく、自立させたが故に転倒のリスクがでてくるということがあります。
これも状況に応じて選んでください。

値段が高くない

これも必要ですね!やはり堤防できれいに使ったとしても、汚れてしまったり擦れて傷ついてしまったりは絶対あることなので、買い替えも視野に入れてあまり高くないものにしておくことが必要だと思います。
湯水の如くお金を使えるのであればもっといいものがあるかもw

釣り用として候補に入ったバックパック

ダイワ エメラルダス タクティカルバックパック(A) 

まずはエメラルダスのバックパックが第一候補でした。
というのもやはり最初から釣り用に設計されているので、機能面では最高ではないでしょうか。
例を上げると、前面のベルトループ、サイドのロッドホルダー、防水、簡易クーラーなど、前述の最低条件を満たした上でさらにいい感じの機能が足されています。
唯一の欠点として簡易クーラーはいらなかったのではないかと思います。
これはエギング用に開発されたもので、簡易クーラーにはアオリイカや500mlのペットボトルぐらいしか入れないということを想定しているので、大きめの魚は入らないという設計です。それなら最初からなかったほうがよかったなと私の用途からは思います。

その唯一の欠点も妥協できるぐらい安ければ買っていたと思いますがw

THE NORTH FACE BCヒューズボックス

続いては有名なノースフェイスのBCヒューズボックスです。
これは高校生が持っているイメージなので最初から却下していましたが、機能的には十分満たされていると思います。
ですがこちらも唯一の欠点があって、サイドベルトはあるのですがポケットになっていないのでロッドを差したまま地面にバックパックを置くときは注意しなければなりません。

おまけに少し値段が高いです。

コールマン シールド25

こちらはコールマンのシールドというシリーズで25リットルのものと35リットルのものがあります。
どちらもアマゾンで1万円を切ってくる価格というのが魅力的!
しかも前述した最低条件を満たしていますので、私はこれを購入することにしました。
最後までサイズに悩んだのですが、縁あって中古で25リットルのものを手に入れることが出来ました。
ただ、こちらも欠点があってサイドベルトの長さ調整ベルトがエメラルダスのようなアタッチメント式ではないのでロッドを装着しづらいというところ。
ここだけ問題だったのですが、わたしはカスタマイズして対応することにしました。

廉価な防水釣り用バック

他にもAmazonで安い釣り用の防水バックパックを探してはみたものの、前述の最低条件を満たしてくれるものが少なく、特にサイドポケットが付いていないものが多かったので、探すのに苦労しました。

しかも安いものはだいたいレビューで縫製が悪いのか、すぐに破れてくるとかジッパーが開けづらいというものが多かったです。
どっちも致命的にストレスになってきそうだったと言うのもあって、今回は見送りました。

完全防水ドライバッグ

最近流行りの完全防水ドライバッグも検討して、最初はこれにしようと思っていたのですが、やはりサイドのベルトやポケットがないのでどうしても移動時に面倒だなという印象がありました。
それに関してはロッドだけロッドケースに入れたり、手に持って運ぶといった方法を取れば解決できる問題なので、そう考えている方にとっては一番の候補になるのではないでしょうか。
なんといっても汚れや雨、潮に強いという特徴は釣にとって最重要なことなのでそれを防いでくれるというのは一番理想的な釣り用バックパックといっても過言ではありません。

おすすめは以下の商品です。

Stream Trail ドライタンクD2

完全防水で中身が濡れないというところは魅力的ですね!
磯へよく釣りに行く人にとってはこういったバックパックの方がおすすめかもです。

ですが私にとっては完全防水でポケットが少なく、中身の整頓が大変になると使いづらいのではないかという結論に至りました。
中で袋などで小分けすればいいのかもしれませんがズボラな私には合いそうにありませんでした。

完全防水でサイドにロッド収納可能でポケットも豊富な釣り用バックパックをどこか開発してくれないかな?

私が手にしたのはコールマン シールド25 ヘザーブラック

縁あって中古で安く手に入ったというのが一番の理由ですが、最後まで悩んだ末にコールマンのシールドにするというのは決まった上で、サイズだけ理想とは違ったものという感じです。
実際に25リットルのサイズだと、ルアーケース数個と照明機器などもろもろ入れると、結構いっぱいいっぱいになって上着やレインコートなどを入れる場所がなくなってくるという事になってきました。
後々のことを考えると35リットルの方がよかったと思うので、皆さんは35リットルの方を買うほうがいいと思いますw

コールマン シールド35ヘザーブラック 2020/2/17時点で9,564円!

ただ、サイドにロッドを差すときにリールが邪魔になるという欠点はあったのでそこはカスタマイズすることにしました。
ショアジギングロッドなど、グリップ部分が長いものならリールは干渉しないのですが、エギングロッドやアジングロッドであればリールが付いていると差せなくなってしまいますのでカスタマイズ必須です。

バックパックをカスタマイズ

別ページで詳細にカスタマイズ方法を掲載しますが、サイドのベルトをリールが付いているロッドでも簡単に差せるようカスタマイズしています。

デフォルトでは伸縮するためだけのアタッチメントだったのですが、片方はリールを付けたロッドでも差せるように面ファスナーで伸縮もできるようにして、もう片方はサイドリリースバックルというカチャッと取り付けできるような(語彙力なくてすいませんw)ものに変更しました。

SEA TO SUMMIT(シートゥサミット) リペアバックルというものを使ったら少し縫製は必要なのですが簡単かつ完璧な仕上がりになるのでおすすめです。

これで最低条件は満たしていて理想に近づいたバックパックになりました!

エメラルダス タクティカルバックパックのような前面にベルトループがあったり、もう少ししっかりした防水だったり、というものがあれば本当に完璧な商品でしたが価格を考えると贅沢は言えません。
十分私の用途に叶った商品だったので満足しています。

コールマン シールド25に施したカスタマイズやレビューについては後々書いていこうと思います。

 

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