ハイエースは防音と断熱のカスタムを絶対やるべき(天井編)

1. 導入:ハイエースを手にいれたら、真っ先にやるべきこと

ハイエースを所有して誰もが直面する現実。それは**「夏は猛烈に暑く、冬は凍えるほど寒い。そして、走るとなかなかうるさい」**ということです。

荷物をたくさん積めて、趣味や仕事の相棒として最高なハイエースですが、元は「商用バン」。鉄板の裏側は驚くほど剥き出しで、コストカットのシワ寄せが静粛性や温度管理にきています。

結論から言います。ハイエースを買ったら、何をおいても「防音」と「断熱」のカスタムを絶対やるべきです。 これをやらずに内装を仕上げてしまうのは、あまりにももったいない!その理由を詳しく解説します。

2. 理由①:エアコンが効かない?「鉄板サウナ」から脱却するため

ハイエースのボディは、広大な面積の鉄板でできています。これが夏場、直射日光を浴びるとどうなるか。車内はまるで「走るサウナ」状態になります。

エアコンを強風にしても、天井や壁からジリジリと放射熱(輻射熱)が降り注ぐため、なかなか車内が冷えません。逆に冬は、外気で冷やされた鉄板が保冷剤の役割を果たし、容赦なく体温を奪っていきます。

天井に断熱材(吸音材)を仕込むだけで、エアコンの効きが劇的に変わります。 一度冷えた(温まった)空気が逃げにくくなるため、燃費向上にも貢献。車中泊はもちろん、普段のドライブの疲労感が全く別物になります。

3. 理由②:会話も音楽もかき消される「爆音」をシャットアウトするため

ハイエースのもう一つの弱点が「音」です。

  • シートの真下にあるエンジンからの唸り声
  • 走行中に足元から響くロードノイズ
  • 屋根を叩く、トタン屋根のような激しい雨音

特に雨の日のドライブや車中泊では、屋根に当たる雨音がうるさすぎて会話が聞こえないレベルになることも。

制振シート(レアルシルトやデッドニングシート)を鉄板に貼り、その上から防音・吸音材を重ねることで、車内の静粛性は高級セダン並みに化けます。 エンジンの不快な高周波が消え、ドアを閉めた瞬間の「トッ…」という密閉感。車内でお気に入りの音楽をクリアに流したり、雨の音を心地よい環境音(ASMR)として楽しめるほどの「静かな書斎」が手に入ります。少し大げさですが、まんざら嘘ではありません!!

4. 理由③:後からやろうとすると「絶望」するから(DIYのタイミング)

「しばらく乗ってみて、気になったらやろうかな」 そう考えている方は要注意です。

防音・断熱カスタムの最大のハードルは、作業そのものよりも「内装のパーツをすべて引っぺがすこと」にあります。天井のライニングを外し、サイドのパネルを外し、クリップを何十個も抜く……。

もし、すでにベッドキットを組んだり、棚を自作した後に「やっぱり断熱したい」と思ったら、せっかく作った内装をすべて解体しなければなりません。だからこそ、内装を作り込む前の「一番最初」に絶対にやっておくべき必須工程なのです。

そう思って私は納車してすぐに防音と断熱のカスタムを始めることにしました。

まずは天井からカスタマイズ(静音、断熱)

内張はがし
まずは天井の内張外しから

最初にしなければならないことは内張はがし
これが大変でした。。

詳しくはYouTubeの動画を見ながらのほうがいいですし、十分予習してから手を付けたほうがいいと思います。

私は何か所か傷をつけてしまいました。。

このスポンジみたいなやつもテープ跡も残らないようにきれいにとってしまいましょう。
必要ないので捨ててしまいました。

全部取ったらこんな感じです。ここからスタート。
ちゃんとしたパーツクリーナーでしっかりと油分と汚れをふき取ります。

制振材を貼る

デッドニング(制振)をする上で、絶対に知っておくべき重要なテクニックがあります。それが**「あえて違う種類の制振材を組み合わせる」**ということです。

実は、どんなに優秀な制振材であっても、素材ごとに「抑えやすい音の周波数(振動の波)」が決まっています。つまり、同じ制振材だけで車内を埋め尽くしてしまうと、その素材が苦手とする特定の周波数で鉄板が震え、逆に「共振(ビビリ音)」を引き起こしてしまうことがあるのです。

気休めなのかもしれませんが、そこまで値段が変わってくることでもないので私は2種類の制振材(Amazonベーシックノーブランド)を貼ることにしました。
できればAmazonベーシックのものであれば34ピースを2セット、ノーブランドは5mのものにしてください。
ハイエースの車体すべてに制振材を貼ることになると全く足りません。

そして横に渡っている梁の部分にはすべてコーキングを打ちました。
少し多めに施工して2本使いきった感じです。

そしてできれば凹みの部分にバックアップ材というものを入れたほうがいいかもしれません。

制振材を貼った上に東レのペフシートを貼るのですが、編こんでいる部分にうまく貼れていないと結露からカビになったり、防音効果が薄れてしまう恐れがあります。気になる方、より完璧を目指す方はバックアップ材とコーキングなどで埋めてしまったほうがいいかと思います。

東レのペフシートを貼る

できるだけ隙間なく東レのペフシート5mm厚のものを貼りました。

この東レのペフシートは企業の製品紹介を見る限りクッション性があり、緩衝性、断熱性、防水性、加工性もよく車のカスタムに最適な素材であることがわかります。

3Mシンサレートを貼る

その上には3Mのシンサレートという吸音断熱材をスプレーのりを使って貼りました。これは断熱効果を最大限に高めてくれるものです。高機能ダウンジャケットに使用されているもので軽くて暖かさを保ってくれます。

素材を選んだ理由

なぜ、ハイエースの天井に制振材、東レペフシート、3Mシンサレートを貼ることにしたのかという理由ですが、まずはしっかり防音できること、夏の暑さから守りたいということが大前提で、そこに結露という問題が発生するので安く済ますというのが通用しなくなってきます。

このブログに行きついてきた皆様ならほかにも方法を調べていらっしゃると思いますが、建築材のグラスウールでは万が一結露した際など、濡れてしまったときはすべて素材が吸収してしまい最悪なことになってしまいます。

その点、私が施工した素材はすべて水を吸収しないものなので万が一結露しても問題ありません。もちろん高額になってしまうというデメリットはありますが、何年も乗ることになる愛車ハイエースのことを思えばそれほど高額ではないかなと個人的に思います。

使った道具と金額

金額はAmazonの購入時価格です。2025/12
ホームセンターのほうが安いものもあるかと思います
余った材料はほかの部分で使います

用途製品名金額
制振材 Amazonベーシック 車載用 防音 デッドニング シート34ピース25×40cm 5700
制振材 seiyishi 制振シート デッドニング 車 吸音材 車用 デッドニングシート 防音シート アルミニウム 厚み2mm 3978
防音断熱 トーレペフ・片面粘着付・幅1mx長さ5m巻 9800
断熱 3Mシンサレート吸音素材(車 吸音 断熱) (PPS-400N)×4 19200
工具 内張りはがし 834
消耗品 スリーエム(3M) 3M スプレーのり 1969
消耗品 AZ(エーゼット) High Power ブレーキ&パーツクリーナー 840ml 500
工具 トラスコ中山(TRUSCO) POMローラー 569
消耗品変性シリコーン1359
 
カテゴリ:  

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です